みなさん、こんにちは。
しぶ男です。
新型コロナウイルスの流行もだいぶ落ち着いてきましたが、
油断はしないようにしないといけませんね。
実際都内では20人以上の新規感染者が続いています。
羽を伸ばすのも大事ですが、
まだまだ手洗いうがい、3密を避けるように心掛けていきましょう。
さて、今回も最近読んだ本について紹介します。
今回は、日経BP社より、
著:ハンス・ロズリング 他、訳:上杉周作、関美和
「FACTFULNESS」を紹介します。

※本投稿はネタバレを多少含みます。ご注意ください。
まず、見た目だけでも読みたくなってしまう装いですよね。
僕もこの本の見た目と、書店の上位ランキングに並んでいたという理由だけで買いました(笑)。
著者:ハンス・ロズリング氏
この本の著者であるハンス・ロズリング氏の紹介です。
彼は医師であり、公衆衛生学の教授、WHO(世界保健機構)や
ユニセフのアドバイザーを務め、スウェーデンで国境なき医師団を立ち上げた人物です。
2017年にすでに他界しており、生涯の最後を本書の執筆に捧げました。
「FUCTFULNESS」とは
さて、この本のタイトルでもある
「FACTFULNESS(ファクトフルネス)」という言葉ですが、
これはハンス氏自身の造語であり、
現在の世界状況を正しく見るための実践すべき概念といったらいいのでしょうか…。
うまく説明はできませんが、ぜひ一度本書を読んでみて下さい(笑)。
本書の内容
気になる本の中身ですが、
「世界はどのように変わっていて、現在どのような状況なのか…」
その認識の皆さんの勘違いを気づかせてくれる内容となっています。
実際に僕も勘違いをしていました。
本書の最初に現在の世界状況に関する問題が10個出題されるのですが、
どれも簡単に見えて、実際には私たちが勘違いしていることに気づかされてしまいます。
例題を一つだけ挙げると…
・現在、低所得国に暮らす女子の何割が初等教育を修了するでしょうか...?
①20%
②40%
③60%
皆さん答えは出ましたかね。
気になる正解は
③の60%です
どうでしょうか?
けっこう間違えた方も多いのではないでしょうか。
本書でもたびたび挙げられていますが、
私たちが今住んでいるこの世界において認識すべき重要なことが一つあります。
それは、世界は常に良い方向へ進んでいる
ということ。
よくよく考えてみたら当たり前のことなのかもしれません。
世界の技術は常に進歩しており、
発展途上国と呼ばれる国々も豊かになっていくわけですから。
どんどん人々の暮らしは良くなり、水道や電気が通っていない暮らしは減っていく。
ではなぜ、我々は世界が良くなっていることに気づけないのか…
それは私たちが気づかないうちに、
色々なフィルター(本能)を通して物事を見てしまっているからなのです。
私たちは気づかないうちドラマチックに物事を見る習慣があり、
また、暮らしが良くなるにつれ監視の目が厳しくなり、
悪いことや悲しいニュースが取り沙汰されることが多くなっています。
実際に、普段のTVで流れているニュースでも悲しい話題の方が流されますし、
私たちも関心がありますよね。
そういうことは決して悪いことではないのかもしれませんが、
世界を正しく見るということに関しては弊害になります。
この、世界を正しく見るために必要な習慣が本書では書かれており、
実際のデータを用いながら分かりやすく説明されています。
感想
僕もこの本を読んで、「はー、なるほどなあ」と思ったことが結構ありました。
また普段、僕がどれだけ自分のフィルター(本能)を通して
物事を見ているのか気づかせてくれました。
“世界を正しく見る習慣
”が絶対必要かどうかは人それぞれだと思いますが、
実際に仕事や私生活でもためになることもあります。
自分自身、仕事や私生活での考え方が少し変わるようになりました。
あと、世界は少しずつ良くなっているんだと気づくことでちょっと気楽になります(笑)。
「全員、今すぐこの本を読むべきだ」とまでは言いませんが、
この地球上でどんなことが起きているのか知るにはいいきっかけになると思いますし、
また普段の見方や考え方に幅が出るので、きっと役に立つと思います。
皆さんもぜひ読んでみて下さい。
今回は以上です。
ではでは。
また次の投稿で会いましょう。
See you next post.